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ブログ・ワンポイントレッスン

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【マット運動】後転①

こんばんは。
スポーツひろばの今村こころです。
6月も最終週になりスポーツひろばの今月の運動テーマ【マット運動】

も佳境をむかえています。

今週は【後転】の指導法についてご紹介します。

技の完成までの3つの段階

①構える
②回る
③立ち上がる

これは【前転】にも共通する項目ですが、今回は【後転】ver.で書いてみたいと思います。

①構える
【前転】は前方にある見えるマットに手をつけるため、
「手はパー、マットにバン!」
簡単に手をつけることができます。

【後転】は後方にある見えないマットに手をつけなければなりせん。

そのために、
「手のひらを後ろに向けて、耳のそばに近づけて」
という構え方は一見簡単なように思えますが、自分では見えない範囲の動作になるため、なかなか難しいというのが実際です。

事例1:手のパーが保てない
事例2:方向が後ろに回った時に、1番にマットにつく方向に構えられない
事例3:手の構えが広すぎる

…上記のような場合、
回れない:
後方に倒れたときにマットで体を支えられないためまっすぐに回る(お尻と高く上げながら足を後ろに持って行く)ことができない

立ち上がれない:
マットを押し返せず、立ち上がることができない
…ということで、
①構えるの次の段階にくる
②回る→③立ち上がる
につなげることができません。

しっかり構えるためには、
1)パーにした手のひらを後ろに向けて耳のそばに近づける
2)顔を腕で挟む
という2点がポイントになります。

上記の構えを、
回る前と回った後に分け、
その時々の姿勢で構えを練習します。

回る前:
座るorしゃがんだ姿勢で、
「腕を前に伸ばして手をパーにします(先生に手のひらみせて)」
「そのまま手のひらを後ろに向けます」
「親指を耳の横につけます」
「腕で顔をギュッと挟みます」

回った(後ろに倒れた)後:
仰向けの姿勢で
「天井に向かって腕を伸ばします」
「手をパーにして天井に向けます」
「そのまま耳の横にもっていってマットに手のひらをつけます」
「脇をしめて顔を挟みます」
※「ブリッジの手!」でピンとくる子も多い

上記の構えを確認したら、あとは自分一人で構えられるように何度も繰り返します。
「1で腕を伸ばして2で構える」

「マットに手のひらがぴたっとはりつく」
こんな感覚をここで感じてもらえれば、②で回った時に手が遊びにくくなります。

①の構えるだけで、
結構な分量になってしまいました。。
次の段階、、
②回る~③立ち上がる
はまた次回に書いてみたいと思います!

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