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どうなの？大阪維新の会が提唱している教育基本条例案
こんばんは
スポーツひろば ゾノ先生 です。
先日
大阪維新の会から
教育基本条例案が出ました。
その内容に多くの方が反発しております。
今回のこの教育基本条例案で
発達障がい児の事が取り上げられました。
なかなか国が大きく動かない中
取り上げたことは大いに評価できるのですが
その内容が全く評価できないのが残念です。
教育基本条例案の
第４章
第１５条
乳幼児期の愛着形成の不足が軽度発達障害またはそれに似た症状を誘発す
る大きな要因であると指摘され、また、それが虐待、非行、不登校、引きこもり等に
深く関与していることに鑑み、その予防・防止をはかる
多くの方が既に批判の声を上げています。
これではまるで、発達障がいになるのは親の育て方に問題がある
と言っているようなものです。
そもそも発達障がいを根本的に知らない人が作ったのではないかと
まで感じる内容です。
ここでwikiの発達障がいの項目を見てみましょう。
発達障害は先天的もしくは、幼児期に疾患や外傷の後遺症により
発達に影響を及ぼしているものを指す。
対して機能不全家族で育った児童が発達障害児と同様の行動パターンを見せる事がよくあるが
保護者から不良な養育を受けたことが理由の心理的な環境要因や教育が原因となったものは含めない。
ほとんどの発達障がい児が先天的な要因が大きく
親の教育の仕方でどうこうというのは発達障がいには含まれません。
それを予防・防止とは
どういうことなんでしょうか？
その内容が１８条にあります。
わが国の伝統的子育てによって発達障害は予防、防止できるものであり
こうした子育ての知恵を学習する機会を親およびこれから親になる人に提供する
はっきりと発達障がいを予防・防止と書いてあります。
しかもわが国の伝統的な子育て？
本当にそれで予防や防止が可能なのか？
確かに現在のゆとり教育
そして環境が大きくは左右されているとは私も思います。
かつて発達障がいと言う言葉がまだない時代では
ちょっと空気読めないかな？と言う子が
今を思い返せばいたかもしれません。
しかし、先生が第一の昔の教育では
悪いことをすればひっぱたかれるのがあたり前で
それが嫌で悪いことはしませんでした。
でも現代はどうでしょうか？
叩けば体罰・廊下に立たせれば体罰
等など、かつての厳しい学校というのは無くなりました。
悪いことをすれば怒られる・叱られるというのは当たり前で
それ相応の罰を受けるというのも、子どもなりに理解していたと思います。
それが無くなった学校では学級崩壊が起き
先生が鬱病になってしまう時代です。
あまりにも子どもたちを過保護に扱いすぎているのではないか？
と私は思います。
そういった状況を変えるのならば賛成ではあるのですが
具体的な案も示されておらず
漠然と伝統的な子育てってなんなんでしょうか？
それも示さないで予防・防止はおかしいと思います。
今一番必要なのは予防や防止ではなく
学校等の教育現場で
発達障がいの理解を深める事
専門の教育を行う事だと思います。
理解の低い教師も多く
ただのうるさい子や面倒くさい子扱い
しかもそれは親の教育が悪いといってしまう
古いタイプの教師も存在はします。
多くの学校に支援級を用意し
専門のカウンセラーや心理士などを学校に配置
するほうが、発達障がい児を持つ親御さんも安心できる世の中になると思います。
私も発達障がい児の運動指導に長く携わってきました。
発達障がいに関しても知識を深めてきました。
そんな私でさえ、この案はおかしいと思います。
大阪維新の会は橋本さんをはじめ
日本を変えてくれる様な存在になるのではないか？
と私は思っていましたが
せっかくこうして発達障がいを取り上げてくれたのならば
もう少し掘り下げて作って欲しいですね・・・
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