close

ブログ・ワンポイントレッスン

ブログ

【やり方】 < 【考え方】

最近の室内レッスンでは、
子どもたちと「なわとび」に取り組む日々が続いております。



こんばんは!
スポーツひろばの今村こころです。

今週は雪が降ったりと、外はキリッと寒い日が続いておりますが、どこかで水をかぶってきたのかというくらい、汗びっしょりな子どもたちもちらほら…室内は真夏!なスポひろレッスンであります。


前跳びが1回も跳べなかった低学年の子どもたちのグループレッスンを担当させて頂いて2週目の今週はこんなことがありました。

全4回のこのなわとびレッスンは、
1回ごとにテーマが決まっています。

1週目は「前跳び」※西薗先生
2週目は「後ろ跳び」
3週目の今週は…
ななななんと、、


「あやとび・交差とび」です!


前跳びが1回も跳べなかった小1小2の子どもたちということを考えると、
ちょっと(すごくかなり)無謀に思えるテーマ設定!

…のように思われますが、、

「すべての基本は前跳び!」
「足(ジャンプ)は同じ!」

つまり 、、違うのは「手だけ!」

…という基本方針のもとにレッスンを進めていきました。

交差の「バッテン」あやとびの「(ぐるっと回して)パッ!(と開く)」を伝え、みんなで声を出しながら、新しい腕の回し方を細かく確認した後は、各々ジャンプと組み合わせて自主練タイムです。


いざ挑戦!
新しくて難しそうな技に向かって、
勢いよく跳び始めた子どもたち。
私は、周りを見渡しました。



…できない!



すぐには難しいのは当たり前です。
個別に問題点を考えやり方を伝え…なにより挑戦している頑張りを褒めながら見て回っておりました。
すると、



「カタッ」…
一人の男の子は縄跳びを置いて、
一番初めにやった、
グージャンプをし始めました。


「ぐるっと回してパッ!」…
もう一人の子は、
大きな声でその様に言いながら、腕だけを回し始めました。



この2人の子どもたちは、結果的にはこの1時間の中では、完璧なあやとびはできるようにはなりませんでした。

けれど、

①部分に分けて練習する
②声を出しながら動く
②出来ない跳び方にこだわらず、行き詰まった時は基本に戻る
等々…

「できない」ことに対して突き詰めていく具体的な【やり方】だけでなく、上記の①~③の様な練習の【考え方】を掴むことができていました。

おそらくこのままこのような考え方で試行錯誤をしていけば、完璧なあやとびができるようになるのは時間の問題だと思います。
※ちなみにスポひろ的指導理念からいきますと、今回全く出来ないところから交差して1回跳べたことは立派な「できる」です!


なにより、このような考え方は、運動だけでなく他にもこの先に「できない」「わからない」ことにぶつかったときにも使える武器になると思います。


私は運動の指導をする身なので、もちろん運動(種目としての技)が今この瞬間に「できる」ということに価値を置くべき立場でもあります。だからこそ、「できる」に向けた具体的な1つ1つの【やり方】をつなぐ【考え方】はとても大事なことであり、大切にしたいとも思います。


【やり方】 < 【 考え方】


子どもたちが実際にその【考え方】で【やり方】を駆使しながら、練習に没頭している様子を見て驚かされたということは、私自身の中では【考え方】はぼんやりとした暗黙的なものだったということでもあります。

このように改めて、考える機会を与えてくれた子どもたちに感謝です!

言葉は残ります。
きっとこれからは今まで以上に意識できそうです。この考え方をまずは自分に、そして子どもたちに生かしていきたいと思います。



そんなこんなで、今回は徒然なるままに書いてこの辺で!
(締まりが悪い…(๑°ㅁ°๑)‼)


来週も元気に頑張ります!




カテゴリ

カテゴリ

月刊アーカイブ

月刊アーカイブ